子猫にはどのようなタイミングでどれくらい餌をあげていいのかわからない方もいるでしょう。そんなときにはカロリー計算をしましょう。今回は摂取カロリーを計算して踏まえた子猫の餌のあげ方を紹介します。
摂取カロリーと消費カロリーの関係
人間と同じように、猫にも摂取カロリーと消費カロリーというものがあります。
簡単に表すとこんな感じ。
- 摂取カロリー>消費カロリー→太る
- 摂取カロリー=消費カロリー→変わらない
- 摂取カロリー<消費カロリー→痩せる
このように摂取カロリーが消費カロリーを上回っていた場合には太ってしまいます。猫も基礎代謝(なにもしなくても消費するエネルギー)がありますから1日に最低限摂取しなっくてはエネルギーがあるのです。
猫の基礎代謝
猫でも人間でも血液が循環して内臓が働いている間は、基礎代謝エネルギーが発生します。この基礎代謝量は体重によって変動します。
猫の基礎代謝量=70×(体重×0.75)
例えば我が家のちょこちゃんの場合は体重が生後2か月で0.9㎏です。
70×(0.9×0.75)=47.25kcal
これが1日に最低限摂取しなくてはならないエネルギー量です。
1日の必要摂取エネルギー
子猫が成長するにあたって必要な摂取エネルギーを紹介します。
子猫は成長過程なのでエネルギー摂取は欠かせません。
では1日に必要な摂取エネルギーの計算式を紹介します。
体重(kg)×30+70×2=子猫の必要エネルギー量
つまり、ちょこちゃんの場合ですと、
0.9×30+70×2=194kcal
続いてはこの必要摂取カロリーを踏まえた食事内容を紹介します。
ちょこちゃんの1日の食事
さて、先ほどの必要摂取カロリーを踏まえてちょこちゃんの1日の食事内容を紹介します。
我が家に来たばかり
- 朝…カルカン半分
- 昼…ちゅ~る
- 夜…カルカン半分
このときはカロリー計算をしていなかったので食事量が少なめです。病院の先生におやつ離れを少しさせてあげてカリカリをあげましょう。と言われたので食事改善。
食事改善
食事内容のカロリーとポイント
カルカンをセレクトしたのは、子猫の餌でも種類が非常に豊富だからです。
こちらは摂取カロリーは1袋70kcalです。
続いてカリカリ。
子猫用が見つからなかったので最初はCOMBOをあげていました。
カリカリは腎臓への負担があるので猫下部尿路用のものをセレクト。
100gあたり350kcal。
つまり1日に105kcalです。
また、ちょこちゃんは水をあまり飲まない子だったのでぬるま湯を多めにいれてふやかしていました。
子猫のうちは、歯がまだ丈夫ではないのでふやかしてあげるといいそうです。
そんなちょこちゃんの1日の摂取カロリーは
- カルカン…70kcal
- COMBO…105kcal
合計、175kcalです。この後体重に応じて餌の量を増やしています。
まとめ
初めて子猫を飼う場合にはカロリー計算をしてあげましょう。また、普段お水をどれくらい飲んでいるかを確認した上でカリカリはお湯でふやかしてあげてください。一緒に水分も摂取できます。
おかげ様でちょこちゃんはおでぶさんにはなりませんでした。
子猫のお食事管理は飼い主さんのお仕事です。